パニック障害という病気の歴史
パニック障害という病気は、比較的新しい病気だと紹介されていいます。実際、単独した病気としての歴史はまだ30年足らずです。今回はパニック障害の歴史について調べてみたいと思います。
パニック障害という病名で明確化されるようになったのは、つい最近のことになります。1980年にアメリカの精神医学協会の診断システムDSM−?Vが最初だといいます。そして、パニック障害が正式に単独化した病気としてWHOに登録されたのは1992年になります。
ですので比較的最近の話しになります。そしてここだけを見ると、最近出てきた新しい病気と思われるかもしれません。
けれどもパニック障害という病名が確立されてからの歴史が浅いだけです。じつは、パニック障害と思われる症状は、かなり昔からありました。
突発的に起こる動悸やめまい、付随する恐怖や不安感がパニック障害の特徴です。これに対して明確化に病名が付けられていなかっただけで、昔は自律神経失調症・不安神経症の1つとして扱われていました。
また、パニック障害と似た症状にバセドウ病やメニエール病、過換気症候群があります。以前はこういった病気と間違えられたこともあります。そのため、適切な治療が受けられなかったケースもあったと報告があります。
パニック障害が病気として明確化されてからは、診断基準もできました。そのため現在では昔のような誤診の心配はまずありえません。
ただ、病気として認知された歴史が浅いため、専門医以外には認識が薄いことが多いのは事実です。そのため、精神科・心療内科の医師でなければ診断にも時間がかかります。適切な医療機関での治療が必要なのは、こういった病気に関する歴史的な背景もあります。
パニック障害が病気として認知された歴史はまだ30年足らずです。パニック障害は歴史が浅いため精神科・心療内科の医師の治療が必要です。
心の病はパニック障害、自律神経失調症、メニエール病といったかたちで症状を発するときがあります。ストレスと心の病は関連があります。日頃からメンタルケアに注意し心の病にならないようにしましょう。
パニック障害の克服に役立つ方法
カテゴリー:パニック障害の知識